青年海外協力隊に入る方法

青年海外協力隊派遣前の訓練

 

 

試験に合格すると福島県二本松市の「二本松訓練所」と長野県駒ヶ根市の「駒ヶ根訓練所」で、65日間の訓練に入ります。

 

訓練所は派遣国によって分かれています。事業所を退職して参加する場合、雇用保険上はこの訓練初日から起算して受給期間延長が可能であり、訓練生には個室が与えられます。

 

基本的な訓練内容として、朝の集会でラジオ体操と各国の国旗掲揚(日替り)をし、午前中は語学訓練(午後にも語学訓練が実施される場合あり)、午後は主に任国事情・異文化理解・健康管理・緊急時の対応等の講義、そして週に一回、予防接種(派遣国によって受けるべき予防接種の種類や数が若干違うが、狂犬病・破傷風・肝炎など)の時間があります。

 

待機中は各自で語学の自習をします。訓練中の食費、宿泊費等はかからず、研修資金として月50000円が支給されます。

 

訓練中の外出は土曜日の夕方と日曜日が可能となっていますが外泊は土日曜日以外には認められていません。

 

派遣は19年度より、1次隊(6月末頃派遣)、2次隊(9月末頃派遣)、3次隊(12月末か1月初旬頃派遣)に分かれ、2007年度より4次隊(3月末頃派遣)があります。

 

語学などの最終試験に不合格となった場合は派遣延期という事で次の隊次に合流し、再度訓練を受けることが可能ですが、この場合の食費や宿泊費は自己負担となるようです。